何でそんな本読んでるの?
林です!
割と読書をする方なのですが、よく言われることがあります。
「なんでそんな本読んでるの?」
自分でもちゃんと答えられた試しがありません。
とにかく面白そうな本は何でも読みます。
今飲んでるめちゃくちゃ面白い本がこちら。
貧乏人の経済学(A.V.バナジー・E.デュフロ著、山形浩生訳)
マサチューセッツ工科大学で経済学の教授を務める2人が、ランダム化対照試行(社会実験)によって得たデータを基にして、貧困の実情を解き明かす開発経済学の著書です。
まず目次を見ただけで面白そうな内容だらけ。
この本は、貧困という大きな事象を、現地の人々の生活のレベルにまでフォーカスした上で社会実験を行いその構造を解き明かすという趣旨になっています。
最貧層の人々に対して、主食である穀物を補助金で割り引くという実験を行うと
なんと補助金を出す前よりも摂取カロリーは減るそうです。
補助金で賄われた分で、穀物よりも低カロリーで栄養価が低いが美味しく高価なものを買い、そちらを食べるようになるという結果。
このように世界規模でなぜ貧困がなくならないのか?という大きな話ではなく
実際に貧乏な人々がどのようなシステムや文化の中で、どのような考えをして生活しているのかを解き明かすことによって、貧困の原因と解決策を導き出すという、大変面白い本です。
と書きながら、散髪屋が何言ってんだろうと自分でも思い始めたので、説明はこのあたりにしておきます笑
面白いので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
あと面白い本があれば林に教えて下さい。